パパの危機管理プロジェクト

 

2011年3月11日に発生した東関東大震災から早3年が経ちます。被災地では甚大な被害を受け、復興までにはまだ長い道のりが必要です。近い将来、関東、東海、南海など広域にわたり地震発生リスクが高いと予想されており、震災の教訓を風化させず、個人・地域共に防災力の強化が求められています。首都圏でも東関東大震災当日は数多くの帰宅難民が発生しました。また昨今、子どもを狙った犯罪や不審者が後を絶ちません。就労している親の大半は通勤しており、昼間の地域には大人が激減します。親子ともに危機対応力を向上させ、地域にネットワークを持つことが大事です。

 

また、子どもを取り巻く、けがや疾病、感染症、アレルギーなどのリスクに関する情報収集と予防と対策が必要です。インフルエンザやノロウイルス、様々な感染症が毎年流行しています。感染症の種類によっては医師による完治を証明する登園許可書が発行されるまで、仕事を休み自宅で子どもの看病を余儀なくされる場合もあります。また、アレルギー疾患の有病率は増加しており、アナフィラキシーショックを起こす事件も多発しています。当該児童とその親だけではなく、すべての親がアレルギーに対する知識と対処法を身につけておく必要があります。

 

FJでは父親のリスクリテラシーを深め、主体的に子どもおよび家族のリスクマネジメントを考える「パパの危機管理プロジェクト」を立ち上げました。緊急時に家族を守ることができ、地域の防犯・防災力の向上に貢献する、頼りがいのある男性を増やして行きます。

 

<具体的事業>

 

ž   啓発セミナーの開催

ž   家族のリスクマネジメント講座

ž   防災・防犯を考えるワークショップ、啓発事業

ž   子どもの疾病やアレルギーの周知・啓発事業