夫婦のコミュニケーションが家事育児分担割合満足度及び夫婦関係満足度へ与える影響に関する調査報告
家事育児に参画する父親が増えている今、夫婦間の家事育児分担割合への満足度や夫婦関係満足度も向上しているでしょうか。また、家事育児を夫婦で分担していれば、夫婦関係満足度は向上するのでしょうか。
FJパートナーシップ・プロジェクトでは、イマドキの子育て夫婦の家事育児分担割合の現状とその分担割合に対する満足度、及び夫婦関係満足度を調査。家事育児参画に比較的意識の高いFJと関係団体のメンバーを中心にアンケート調査を行いました。
その結果、夫婦関係満足度に影響しているのは、コミュニケーションが充実していると感じているかどうか、また、家事育児分担割合そのものではなく、分担割合に満足しているかどうかが大きく影響していることが分かりました。
妻の家事育児分担割合満足度に関しては、妻自身の負担割合が多く影響していると同時に、妻の年収も影響していることが分かりました。
夫婦関係満足度、家事育児分担割合満足度共に、「夫婦間のコミュニケーション」の影響がみられ、家事育児の分担だけではなく、普段からのコミュニケーションが夫婦関係満足度アップのカギのようです。
【調査概要】
アンケート名:「夫婦のコミュニケーションに関するアンケート」(夫調査・妻調査)
アンケート期間:2014.9.24~10. 30
実施方法:WEBアンケート (NPO法人ファザーリング・ジャパン及び関連団体MLにて呼びかけ)
対象者:末子が9歳以下(小学校低学年)の父親と母親
有効回答数:夫105、妻137 (回答総数:夫109、妻139、うちベアデータ10)
分析方法:SPSSによる相関分析及び重回帰分析
【結果概要】